うずらの卵は小さくて可愛らしい見た目とは裏腹に、栄養価が非常に高く、料理のアクセントとして幅広く活躍します。しかし、その小ささから茹で方や殻むきが面倒に感じる方も多いのではないでしょうか？今回はNHKの「ためしてガッテン」で紹介された、うずらの卵の簡単な茹で方と殻剥きの裏ワザをご紹介します。手間をかけずに美味しく調理するコツを押さえて、日常の料理に気軽に取り入れましょう。
うずらの卵の魅力と栄養価
うずらの卵は健康志向の方々から「スーパーフード」としても注目されています。小さいながらも鶏卵に比べて栄養が凝縮されており、特に以下の栄養素が豊富です。
| 栄養素 | 効果 |
|---|---|
| タンパク質 | 代謝を高め、ダイエットや疲労回復に効果的 |
| ビタミンB2 | 皮膚や髪の健康維持、エネルギー代謝をサポート |
| ビタミンB12 | 赤血球生成を促し、貧血予防に役立つ |
| ビタミンA | 目の健康維持や免疫力アップに貢献 |
| 鉄分 | 貧血予防や酸素運搬に不可欠 |
| 葉酸 | 細胞の生成や成長に必要 |
特に鉄分は鶏卵と比較して約2倍含まれており、貧血に悩む方に嬉しい栄養があります。美容や健康、ダイエットにうってつけの食材と言えるでしょう。
ためしてガッテン流！うずらの卵の簡単茹で方
うずらの卵を茹でる際、「小さいから割れやすい」「殻が剥きにくい」といった悩みがつきものです。ここではガッテン流の方法で、時短かつ失敗なしの茹で方をご紹介します。調理時間は約10分、費用も100円程度とコスパ抜群です。
材料（1人分）
- うずらの卵 1パック
- 水 大さじ2と1/2（約37ml）
- 【塩氷水】
- 水 100ml
- 塩 大さじ2
- 氷 約200g
※水の代わりに薄めた麺つゆ（2倍に薄めた100ml）を使うと風味豊かに美味しく仕上がります。
作り方 手順
- まず、塩氷水の材料（水100ml、塩大さじ2、氷約200g）を容器に入れてよく混ぜておきます。
- うずらの卵の丸いほう（お尻側）に軽くひびを入れます。このひびが殻剥きのポイントです。
- フライパンにうずらの卵を並べ、水（大さじ2と1/2）を加えてから蓋をし、2分40秒中火で加熱します。加熱中は蓋をしたままフライパンを軽く揺すって卵を転がしてください。これによって均一に火が入ります。
- 加熱終了後、すぐに卵を先ほど用意した塩氷水に入れます。ここで熱を取ることで白身の加熱ムラを防ぎ、殻も剥きやすくなります。
- 塩味をしっかりつけたい場合は、そのまま8時間ほど漬け込みます。すぐ食べる場合でも1分以上は漬け込んでください。
- 殻をむいて器に盛り付ければ完成です。
茹で時間の目安と半熟具合
・2分40秒で黄身はとろとろの半熟状態です。
・3分茹でると黄身の外側が少し固まり中はトロっと柔らかい状態に。
茹で時間はお好みで調整してください。
ためしてガッテン流！うずらの卵の殻剥きの裏ワザ
うずらの卵の殻は鶏卵に比べて薄いものの、内側に強靱な卵殻膜があり、剥くのが難しく感じることが多いです。しかし、ちょっとしたコツでとても簡単に剥くことができます。
殻剥きの手順
- 茹でた卵を塩氷水に入れて急冷します。
- 冷えた卵をまな板などの固い場所に置き、手のひらで優しくコロコロ転がします。全体にひびを入れるイメージです。強く押し潰さないよう注意しましょう。
- 卵のお尻側（ヒビを入れた側）から剥き始めます。殻の端を卵殻膜ごとつまみ、卵本体を時計回りに回しながら殻を剥くと、まるでリンゴの皮を剥くようにクルクルと簡単に剥けます。
殻剥きの3つのポイント
- 茹でる前に卵のお尻部分にヒビを入れておく。
- 茹でたら必ず急冷し、殻が剥きやすい状態にする。
- 殻を掴む手を固定し、卵本体を右回転（時計回り）させながら剥く。
この方法だと、殻が薄い割に剥きづらい卵殻膜も一緒に剥がせるため、つるんとキレイに殻を取り除くことができます。おつまみやお弁当のトッピングにもぴったりです。
ガッテン流うずらの卵活用アイデア
シンプルに茹でて食べるだけでも充分美味しいですが、うずらの卵は様々な料理のアクセントとして活躍します。
- ちょっとしたおつまみとして塩味のまま。そのまま冷奴やサラダに添えて。
- お弁当の彩りとしてピクルスやケチャップ和えに。
- 麺つゆで漬けて風味アップ。おつまみやサラダのトッピングに最適。
- 子どもが喜ぶ！好きな味付けをつけておやつや副菜にも。
家庭で手軽に用意できるので、余裕があるときにまとめて茹でておくと便利です。
うずらの卵の保存と注意点
うずらの卵は小さい分、割れやすいため扱いには注意が必要です。購入後は冷蔵保存し、賞味期限内に調理してください。茹でたうずらの卵は冷蔵庫で2～3日を目安に食べきりましょう。
漬け込み時間は8時間が推奨されていますが、3時間程度でも十分味が染みて美味しくいただけるので、時間のない方は短時間でも試してみてください。なお、氷が多すぎると白身が一部凍ることもあるため調整してみましょう。
まとめ
「ためしてガッテン流」のうずらの卵の茹で方と殻剥きの方法は、これまで面倒だと感じていた方にこそ試していただきたい簡単で効率的なテクニックです。
小さい卵ながら高い栄養価と独特の食感が楽しめるうずらの卵は、忙しい毎日の料理にぴったりの食材。手間をかけずに美味しく仕上げるために、ぜひ今日から取り入れてみてください。
ちょっとした工夫で料理の幅が広がり、毎日の食卓がより楽しく健康的になること間違いなしです。料理初心者から上級者まで、幅広く役立つポイント満載のうずらの卵使いこなし術をぜひ活用してみてください。
